投薬1日目【2021.12.13】黒猫闘病記
昨日の夜、病院の先生からお電話をいただき「確定診断は出ていませんが、明日から治療を始めてみませんか?」という提案がありました。
その提案を受け、今日からいよいよシシのFIP治療が始まります。
そして、私は「これでシシは助かる」「楽にしてあげられる」と思っていました。
しかし、今日は朝から本当に大変でした。
ここ数日、シシは胸水がたまることで呼吸が苦しくなり、見ているのがツライ状況でした。
それが、今朝もそうなってしまったのです。
ふと目が覚めてシシを見ると、苦しそうに呼吸をして体勢が落ち着かない様子でした。
昨日、掛かりつけの動物病院でシシの胸水を抜いてもらい(80ml)、一時的にですが完全に胸水が抜けた状態になりました。
しかし、もうシシが苦しくなるくらいまで溜まってきてしまったようなのです。
早い。。
現在の時間は朝の4時。
昨日のように片方の肺に中途半端に残っていたのなら仕方がありません。
しかし、昨日の処置ではしっかりと抜き切ることができています。
それは私が直接見て確認しました。
それなのに、もう苦しくなるくらいまで溜まってきてしまったなんて。。
「早すぎる」そう愚痴りたい気持ちがなかったわけではありません。
しかし、愚痴ってシシが楽になるわけではありません。
私は覚悟を決めました。
「よし、やるか」
シシは今日から治療を受けることができます。
治療さえ始まればきっと楽になる、こんなに苦しい思いはしなくてすむようになる…そう考えて「今日で最後だ」と自らを鼓舞しました。
今やるべきことはもうわかっています。
先日同様、シシのアゴを支えてあげるのです。
そう考えて私が手を出すと、シシも「待っていたよ」と言わんばかりにスッとアゴを乗せてきます。
そして、アゴを乗せて首を少し伸ばしてあげると徐々に体の力が抜けていくのがわかりました。
「うん、やっぱり今日もこれでいける」そう確信しました。
しかし、やはりどう頑張っても30分ほどで私かシシのどちらかがジッとしていられなくなります。
その度に一度体勢を変えるのですが、すると、シシはまた呼吸が苦しくなっていきます。
そして、またアゴを支えて体勢が落ち着くとしばらくは落ち着くのです。
こんなことを朝の4時から行い、夜明けと病院の開院時間を待ちました。
約5時間、正直これはなかなかハードでした。
しかし、そのかいもあって無事、シシを病院に連れて行くことができたのです。
病院に到着して「やった、これでもう大丈夫だ!」とホッとしたのをつい先程の事のように覚えています。
病院で先生から治療についての話を伺い、シシを託して一度帰宅します。
「注射だけなのに連れて帰れないの?」と思うかもしれませんが、まれに変わった副反応を起こす子もいるそうなのです。
今までで1例だけだったそうですが「念のため初回は観察させてほしい」とのことでした。
ごもっともです。
また、シシの場合は胸水が溜まっているので、これも抜く必要があります。
そのための時間も必要ということだと思います。
シシ、頑張っておくれよ。。
夕方。
幸か不幸か今日は遅い時間帯に予約が入っていませんでした。
そのため、患者さんの施術が終わったらすぐに片付けてお迎えに行くことにしたのです。
電話で確認したところ「17時30分くらいにお越しください」とのこと。
ちょうどいいタイミングでした。
病院で待つこと数分、看護師さんがシシを連れてきてくれて、簡単な状態説明をしてくれます。
どうやら特に問題はなかったようです。
一先ずはホッとしました。
今日のところはもうやることがないので、お会計をして帰りました。
病院を後に、私は1分でも1秒でも早く家に連れて帰ってあげたくて、急いで帰りました。
この日の夕方、新宿区で猫の入ったキャリーバッグを片手に猛烈な勢いで歩いている人を見た…という人はいますか?
おそらく、その怪しい人物は私です(笑)
さて、無事に帰宅しました。
シシは病院から帰るとまず爪研ぎをします。
この日もキャリーバッグから出るなり爪とぎに直行し、バリバリやっています。
心なしか、少し元気になっているように見えました。
そう思いたかっただけでしょうか?
爪を研ぎ、ちゅーるを食べ、水を飲み、その後は一頻りウロウロと歩き回っていました。
特に苦しそうな様子はありません。
ニャルソック…というほどではないかもしれませんが、部屋の中を歩きまわっています。
実はシシ、胸水がたまるようになってからはあまり不要な移動はしなくなっていたのです。
それこそ、トイレだったり、寝床を変えたいという理由で最低限歩く程度でした。
それなのに、今日は無駄に歩きまわっているのです。
…もしかして、お薬が凄く効いているのでは。。
その後、さらにお気に入りのフリースをフミフミし始めました。
動画自体は短いですが、けっこう長い時間フミフミしていました。
しばらくして、今度はPC作業中の私の膝で眠り始めました。
いい意味で安らかです。
シシは胸水に肺が圧迫されていて、安静にしていても苦しい状態が続いていました。
病院で抜いてもらっても、また夜にはたまってきます。
そのため、夜はほとんど眠れずに苦しそうにしていました。
それが、こんなにスヤスヤと寝ているなんて。。
今日の病院の処置が10時くらいとのことだったので、もう10時間近く経っています。
呼吸数もだいたい80回/分、多いですが今までよりずっと少ないです。
これは…本当にお薬が効いているのでは?
飼い主としては期待が膨らみます。
なにより、久しぶりの落ち着いた寝姿です。
どれほどこの姿が見たかったことか。。
その後もシシの状態は安定していました。
正直、こんなに早く効果が実感できるとは思っていませんでした。
「たった一本でこんなに違うの?」と改めて凄い薬だと驚かされています。
呼吸数はまだ多いですが、胸膜炎がたった一本の注射で消え去るわけではないでしょうし、胸水の圧迫で縮んでしまった肺もそう簡単には戻りません。
時間をかけて、少しずつ回復してくれるのを見守ります。
シシ、今日はゆっくり眠れるといいね。
その提案を受け、今日からいよいよシシのFIP治療が始まります。
そして、私は「これでシシは助かる」「楽にしてあげられる」と思っていました。
しかし、今日は朝から本当に大変でした。
ここ数日、シシは胸水がたまることで呼吸が苦しくなり、見ているのがツライ状況でした。
それが、今朝もそうなってしまったのです。
ふと目が覚めてシシを見ると、苦しそうに呼吸をして体勢が落ち着かない様子でした。
昨日、掛かりつけの動物病院でシシの胸水を抜いてもらい(80ml)、一時的にですが完全に胸水が抜けた状態になりました。
しかし、もうシシが苦しくなるくらいまで溜まってきてしまったようなのです。
早い。。
現在の時間は朝の4時。
昨日のように片方の肺に中途半端に残っていたのなら仕方がありません。
しかし、昨日の処置ではしっかりと抜き切ることができています。
それは私が直接見て確認しました。
それなのに、もう苦しくなるくらいまで溜まってきてしまったなんて。。
「早すぎる」そう愚痴りたい気持ちがなかったわけではありません。
しかし、愚痴ってシシが楽になるわけではありません。
私は覚悟を決めました。
「よし、やるか」
シシは今日から治療を受けることができます。
治療さえ始まればきっと楽になる、こんなに苦しい思いはしなくてすむようになる…そう考えて「今日で最後だ」と自らを鼓舞しました。
今やるべきことはもうわかっています。
先日同様、シシのアゴを支えてあげるのです。
そう考えて私が手を出すと、シシも「待っていたよ」と言わんばかりにスッとアゴを乗せてきます。
そして、アゴを乗せて首を少し伸ばしてあげると徐々に体の力が抜けていくのがわかりました。
「うん、やっぱり今日もこれでいける」そう確信しました。
しかし、やはりどう頑張っても30分ほどで私かシシのどちらかがジッとしていられなくなります。
その度に一度体勢を変えるのですが、すると、シシはまた呼吸が苦しくなっていきます。
そして、またアゴを支えて体勢が落ち着くとしばらくは落ち着くのです。
こんなことを朝の4時から行い、夜明けと病院の開院時間を待ちました。
約5時間、正直これはなかなかハードでした。
しかし、そのかいもあって無事、シシを病院に連れて行くことができたのです。
病院に到着して「やった、これでもう大丈夫だ!」とホッとしたのをつい先程の事のように覚えています。
病院で先生から治療についての話を伺い、シシを託して一度帰宅します。
「注射だけなのに連れて帰れないの?」と思うかもしれませんが、まれに変わった副反応を起こす子もいるそうなのです。
今までで1例だけだったそうですが「念のため初回は観察させてほしい」とのことでした。
ごもっともです。
また、シシの場合は胸水が溜まっているので、これも抜く必要があります。
そのための時間も必要ということだと思います。
シシ、頑張っておくれよ。。
夕方。
幸か不幸か今日は遅い時間帯に予約が入っていませんでした。
そのため、患者さんの施術が終わったらすぐに片付けてお迎えに行くことにしたのです。
電話で確認したところ「17時30分くらいにお越しください」とのこと。
ちょうどいいタイミングでした。
病院で待つこと数分、看護師さんがシシを連れてきてくれて、簡単な状態説明をしてくれます。
どうやら特に問題はなかったようです。
一先ずはホッとしました。
今日のところはもうやることがないので、お会計をして帰りました。
病院を後に、私は1分でも1秒でも早く家に連れて帰ってあげたくて、急いで帰りました。
この日の夕方、新宿区で猫の入ったキャリーバッグを片手に猛烈な勢いで歩いている人を見た…という人はいますか?
おそらく、その怪しい人物は私です(笑)
さて、無事に帰宅しました。
シシは病院から帰るとまず爪研ぎをします。
この日もキャリーバッグから出るなり爪とぎに直行し、バリバリやっています。
心なしか、少し元気になっているように見えました。
そう思いたかっただけでしょうか?
爪を研ぎ、ちゅーるを食べ、水を飲み、その後は一頻りウロウロと歩き回っていました。
特に苦しそうな様子はありません。
ニャルソック…というほどではないかもしれませんが、部屋の中を歩きまわっています。
実はシシ、胸水がたまるようになってからはあまり不要な移動はしなくなっていたのです。
それこそ、トイレだったり、寝床を変えたいという理由で最低限歩く程度でした。
それなのに、今日は無駄に歩きまわっているのです。
…もしかして、お薬が凄く効いているのでは。。
その後、さらにお気に入りのフリースをフミフミし始めました。
動画自体は短いですが、けっこう長い時間フミフミしていました。
しばらくして、今度はPC作業中の私の膝で眠り始めました。
いい意味で安らかです。
シシは胸水に肺が圧迫されていて、安静にしていても苦しい状態が続いていました。
病院で抜いてもらっても、また夜にはたまってきます。
そのため、夜はほとんど眠れずに苦しそうにしていました。
それが、こんなにスヤスヤと寝ているなんて。。
今日の病院の処置が10時くらいとのことだったので、もう10時間近く経っています。
呼吸数もだいたい80回/分、多いですが今までよりずっと少ないです。
これは…本当にお薬が効いているのでは?
飼い主としては期待が膨らみます。
なにより、久しぶりの落ち着いた寝姿です。
どれほどこの姿が見たかったことか。。
その後もシシの状態は安定していました。
正直、こんなに早く効果が実感できるとは思っていませんでした。
「たった一本でこんなに違うの?」と改めて凄い薬だと驚かされています。
呼吸数はまだ多いですが、胸膜炎がたった一本の注射で消え去るわけではないでしょうし、胸水の圧迫で縮んでしまった肺もそう簡単には戻りません。
時間をかけて、少しずつ回復してくれるのを見守ります。
シシ、今日はゆっくり眠れるといいね。