根本改善への道のり
当院【神楽坂整体たいむ】では【通院のコツ】でもお伝えしているように、最低でも3~5回は通院していたいた方が良いと考えています。
理由は簡単「人の体はそう簡単には変わらないから」です。
手術などで物理的に強制的な変化を起こすのは別ですが、メスを入れずに自然治癒力の範囲で変化を促すとなると、よほど単純で簡単なものでもない限り1回2回でご満足いただく結果を出すことは難しいです。
整体や東洋医学に奇跡や神秘を感じてくれるのは嬉しいのですが、現実は1つずつの積み重ねです。
根本改善への道のりとして、まず第一なのはこの事実をしっかりと受け止めていただくことです。
「15年以上悩んでいる腰痛を1回で治してくれ」
「病院で手術しないとダメだと言われたけど、1回でなんとかしてくれ」
「骨折で全治6週間といわれたけど、今週末の試合に出られるようにしてほしい」
ハッキリ言います。
「無理です」
人の体はそんなに簡単に治ってくれません。
まずはその認識を改めてください。
それができないのでしたら、そもそも当院の方針とは合わないので他院さまをご検討ください。
さて、少々厳しい(?)を言ってしまったかもしれませんね。
以降は当院で考える【根本改善への道のり】を通院の目安をまじえて説明していきます。
では、まずはこちらのグラフをご覧ください。
これは痛みなどの症状がある時から徐々に改善していく過程を表したものです。
あくまでも参考にはなりますが、おおよそこのように経過していきます。
スポーツのパフォーマンスアップでも同様です。
では、この経過を①症状改善期②根本改善期③メンテナンス期に分けて説明していきます。
この時期は、まだお悩みの症状を強く感じている時期です。
まずはお悩みの症状を和らげることに焦点を当てて、それに必要な整体法を選択して治療しています。
良くも悪くも(?)変化の激しい時期なので、通院間隔を短めにして症状の変化に対応しやすくします。
当院の場合、まずは1週間間隔で通っていただくことが多いです。
状態や目標、その他患者さん都合で3日後だったり2週間後ということもありますが、基本的にこの時期に2週間以上間隔を空けることことはありません。
そして、平均すると3~5回で明らかな症状の緩和を実感することができます。
【通院のコツ】で3~5回は…と言っていたのはこのためです。
この時期になると、お悩みだった症状が和らいできた状態です。
とりあえずのお悩みが解決しているので、この時点で通院を中止するのも1つの方法です。
しかし、当院【神楽坂整体たいむ】では、ここから根本原因に対するアプローチに入っていくため、ここで通院をやめてしまうのは勿体ないと考えています。
体には症状に直結しやすい原因と、その原因を作り出している間接的な原因があります。
症状改善期は前者を和らげることが最優先ですが、根本改善期ではいよいよこの間接的な原因の改善を目指して治療・ケアをしていく段階です。
何か特別な事情がないのであれば、ぜひ根本改善のために時間と 労力をかけてください。
この時期の通院間隔は2~4週間です。
患者さんによって状態の変化が速い人・遅い人、治療効果の持ちが良い人・良くない人がいます。
それら状態の事情と患者さんの事情を踏まえて、適切な間隔で通院してください。
通院期間の目安は3~6ヵ月です。
この時期になると、治療してきた部位の不調はあまり感じないと思います。
そして、ここまでくる過程で患者さん個々に合ったセルフケアを当院から提案してるので、それを継続していただきつつ、それでは賄いきれない部分を補うために1~2ヵ月に1回の間隔で通院していただきます。
あまりこういうことは言いたくないのですが、人の体は基本的に時間が経つと劣化します。
それに生活スタイルによる能動的負荷と受動的負荷が加わるため、メンテナンス期だからと何もしないでいては負荷の蓄積で再発を招きます。
それを防ぐために、メンテナンス期の定期通院は必要だと思います。
それこそ、抜群に最適なセルフケアを行える人であれば大丈夫かもしれません。
しかし、そんな人が果たして何人いるのでしょうか?
プロである私ですら、現在の状態を維持するためには数年に一度のタイミングでセルフケアを見直します。
目標とケアにかかるコスト(労力)を見比べて、納得できるところをとるわけです。
もしそれをご自身でやる自信があるのでしたら、当院としては止める理由はありません。
しかし、その労力を使うくらいなら状態や目標をその都度ご相談いただき、当院と一緒に「それならこうしていきましょう」と決めていってはいかがでしょうか?
餅は餅屋です。
そんなふうに無理することなく、長くお付き合いいただけたらと思います。
通院のコツ