【整体たいむ】と肩こり 飯田橋B3出口より徒歩3分
本ページでは、よくある症状の1つ【肩こり】について、当院の考えをQ&A形式で書いていきます。あなたにとっての肩こりの疑問が少しでも解決したなら幸いです。
肩こりとは、肩の筋肉(主に僧帽筋)が硬くなって凝った状態です。
肩こりが痛いのは、ズバリ筋肉自体の血行不良です。
筋肉内に蓄積された老廃物は、血液によって代謝されていきます。血行が悪いとその血液が運ばれてこないので、代謝が進まず老廃物がどんどん蓄積していくことになります。また、酸素が不足して酸欠を起こすことも原因の1つと考えられています。
筋肉には栄養血管と呼ばれる筋肉自体に血液を届ける血管があります。筋肉が硬く凝ってくると、その栄養血管が筋肉に締め付けられてしまい、筋肉内に運ばれる血液が少なくなります。こうして、筋肉自体の血行が悪くなっているのです。
筋肉自体の血流は、筋ポンプによって賄われています(筋ポンプは、筋肉が伸縮する際に起こる圧力の変化です)。そのため、凝った筋肉を動かしてあげれば良いということになります。ひらたくいうと「運動をしましょう」ということですね。
基本的には好きな運動で構わないと思います。ジムトレーニングの場合は別ですが、スポーツは基本的に全身運動ですので、好きなスポーツを楽しんでいただければいいでしょう。ただ1つ、敢えてコツがあるとすれば【手を水平より高く挙げる動作がある】と良いと思います。
理想は3回以上/週くらいではありますが、スポーツをその頻度で行うのは現実的に難しいのが現実だと思います。そこで、スポーツで全身運動を行うのは週に1回程度とし、代わりに1日のルーティンに簡単な体操やトレーニングを入れるのがオススメです。これは肉体的・精神的な負担にならないよう、1回5~10分程度で行える簡単なものがいいでしょう。オススメはラジオ体操です。
肩が凝るのは、筋肉の伸縮が少ない状態で継続的に負担がかかっているからです。筋肉には能動的な収縮と受動的な収縮があるのですが、肩こりを招くのは後者の受動的な収縮による筋疲労の蓄積です。
能動的な筋収縮とは、体を動かしている時に起こっている筋肉の伸縮のことです。肘を曲げる時に使う力こぶの筋肉は能動的な筋収縮にあたります。対して受動的な筋収縮は、体が動かないように支えるために行われる筋肉の伸縮のことです。曲げた肘を誰かに伸ばされた際、それに対抗しようとする力こぶの筋肉が受動的な筋収縮です。もっと簡単にいうと、運動している時の筋収縮が能動的、ジッと座ってデスクワークをしている時に筋収縮が受動的ということになります。
先にも書きましたが、受動的な筋収縮には筋肉自体の伸縮があまり起こらないため、筋ポンプが起こらず、筋肉の疲労だけが蓄積していきます。そのため、疲労が蓄積して筋肉が硬くなり、栄養血管を絞め付け、筋肉自体の血行不良を招き、肩が凝るのです。
本当です。姿勢が良いと、腕の重みは背骨にかかってくるのですが、姿勢が悪いと、腕の重みが肩の筋肉にかかってしまいます。この時の肩の筋肉の筋収縮が受動的な筋収縮になるため、姿勢が悪いと肩が凝りやすくなるのです。
姿勢が悪くなる原因は人それぞれですので、一概にはいえませんが、肩こりを訴えて通院している患者さんの多くは腕に捻じれが生じている方が多いです。腕が捻じれると、肩甲骨が腕に引き出されてしまうため背中が丸くなる、つまり、姿勢が悪くなるのです。
骨盤のゆがみや腹筋の短縮硬化なども影響が強いところではありますが、腕の捻じれ以外で最も肩こりに影響していると考えられるのは【肺の劣化】です。
もちろん劣化します。肺に限らず、人の体は使わない部分からどんどん劣化が進むようになっています。
背中が丸くなって姿勢が悪くなります。そのため、重心バランスが前傾し、首や腕の重みを肩の筋肉で受けるようになってしまいます。
肺は肋骨の内側に張り付くように存在しています。そのため、空気を吸うと胸板が厚くなり、吐くと薄くなる…というように、胸(肋骨)の動きと強い相関関係があります。そのため、肺が劣化してしぼんでしまうと、胸が薄くなっていくことになります。胸が薄くなる時の肋骨の動きを見てみると、肋骨の前側(胸側)が下がるため、後ろ側(背骨側)が相対的に上がることになります。このことから、肺が劣化すると背中が丸く、姿勢が悪くなることがわかります。
肺の劣化を回復させるのは、あまり難しいことではありません。患者さん自身が息が上がるような運動を習慣的に行うことで自然と膨らんでいきます。もちろん、当院の治療によって劣化の回復を促すお手伝いをすることも可能です。
肋間部や肩甲骨など、肺が膨らむことを阻害している組織の硬さやゆがみを改善させていくことで、肺が膨らみやすくなる環境を作ることが可能です。ただし、当院でできるのはあくまでも環境作りまでです。実際に膨らませて劣化を回復させるには、患者さんの努力が必要不可欠です。そのために、当院では様々なセルフケアでこれをサポートしております。
セルフケアに関してはこの場で説明することはできませんが、寝る前に5分程度行ってもらうだけといった簡単なものもございます。患者さんの状況に合わせて最も行いやすいと考えられる方法をアドバイスさせていただきますので、ご安心ください。
いかがだったでしょうか?当院はこのような考えに基づいて独自の治療技術を開発し、施術を行っております。もし、あなたが本ページの内容で「腑に落ちた」と感じる部分があれば、きっと当院の治療がお役に立てると思います。どうぞ、お1人で悩まず、気軽にご相談くださいね。