運動が苦手なことには理由がある【神楽坂整体たいむ】
このページをご覧いただいているということは、きっとあなたも運動が苦手な人なのでしょう。
ですが、安心してください。
運動が苦手なことには理由があります。
実際、当院に通院している人には「以前は」運動が苦手だった人がいます。
それも1人や2人ではなく、何人も。
この人たちはなぜ苦手な運動を克服できたのか。
また、当院【神楽坂整体たいむ】ではどういう考え方で関わってきたのか。
このページではそのことについて書いていきます。
運動が苦手で悩んでいる人には必読の内容だと思います。
運動が苦手になる唯一にして最大の理由【神楽坂整体たいむ】
運動が苦手になる唯一にして最大の理由、それは「体の力が抜けないから」です。
あなたは体を動かしている時に、こんなことを言われた経験はないですか?
「動きがかたいね」
「なんかカクカクしてない?」
これに心当たりがある人は、間違いなく体の力を抜くのが苦手な人です。
そして、体の力を抜くのが苦手な人には運動が苦手な人が多いのです。
なぜなら、運動で大事なのは力を入れることより、むしろ抜くことだからです。
そして、極端にいえば「如何に小さい力で同じ動きが行えるか」が運動の神髄だからです。
なぜ、体の力が抜けないのか【神楽坂整体たいむ】
「体の力を抜く」といわれてもスッと抜けたりしませんよね?
そうなんです。
「抜け」と言われてサクッと抜けるなら誰も苦労しません。
では「なぜ、体の力が抜けないのか」当院【神楽坂整体たいむ】の考えを話していきましょう。
体の力が抜けない理由、それは「体のバランスが良くないから」です。
「・・・バランス?」
はい、バランスです。
ヤジロベーとか起き上がり小法師でもお馴染みのバランスです。
あまりピンとこない人もいると思いますが、実は人の体は凄くよくできていて「理想的なバランスだったら重力荷重の大半を骨格で受け止められる」ようになっているんです。
もちろん、骨だけで受け止められるわけではありません。
しかし、骨格バランスでかなりの重力荷重を受け止めることができるのは事実です。
そして、このように骨格が重力荷重を受け止めてくれると、その分体に力を入れなくても支えることが可能になります。
では、体のバランスが悪かったとしたらどうでしょう?
バランスが悪いということは、骨格で支えられる重力荷重の割合が少なくなるということです。
とういうことは「このまま骨格に任せていたら倒れてしまう」可能性があります。
そこで、体に力を入れて頑張って支えます。
体が倒れないように、バランスが崩れていればいるほど強い力で支えます。
もうわかりましたね?
あなたが体の力を抜くのが苦手だったのは、体のバランスが良くないからです。
なぜなら、力を抜いたら倒れてしまうからです。
そうならないために、自然調整されて体に力が入っているので、自分の意思で抜こうと思ってもなかなか難しいのです。
体のバランスが崩れる理由【パフォーマンスアップ】
体のバランスが良くないと体の力を抜くことができないということはわかりましたか?
では次に、なぜ体のバランスが崩れてしまうのか、その理由について説明していきます。
体のバランスが崩れてしまう最大の理由は「体が硬い」ということです。
どういうことかというと、体が硬いということは関節の可動域が狭いということですよね?
すると、体を支えるための理想的な位置まで「可動域が足りなくて動いてくれない」ということが起こります。
関節が理想的な位置ではないということは、バランスが崩れているということになりますよね。
だから体が硬いと体のバランスが崩れてしまうというワケです。
こうしてバランスが崩れてしまうと、その体を支えるために力が入ったり、バランスが取れる位置まで力技で関節を動かそうとします。
これらは、力を抜くとその位置を保てなくなってしまうため、力を入れていることでバランスの均衡が取れるようになります。
当たり前ですが、本当なら体に力が入らなくてもバランスが取れているのが理想です。
そのため、楽に、自然に理想的な位置まで動かせる可動域を作っておくことが大事なんです。
力が抜けないと動きが硬くなる理由【パフォーマンスアップ】
体のバランスが良くないと体の力が抜けなくなり、体の力が抜けないと動きはカクカクと硬くなります。
これは何となく体感としてわかると思います。
では、これがなぜなのか説明していきましょう。
まず、大前提として体を動かすのは筋肉です。
そして、筋肉はできるだけ「アクセル」として使いたいです。
しかし、バランスが良くないと体を支えるために筋肉を使います。
この時の「体を支える力」は言ってしまえば「ブレーキ」です。
ということは、バランスが良くないと常にブレーキを踏んで体がその場から動いてしまわないように抑えているということになります。
この状態で動くということはどういうことかというと「ブレーキを踏んだままアクセルを吹かす」ということです。
それは動き出しも上手くいかず、カクカクしそうですよね。
このような動きの硬さを改善していくには、ブレーキに使っている力を弱くしていくことが重要です。
そして、ブレーキは体のバランスが悪ければ悪いほど強くなり、バランスが良ければ良いほど弱くてすみます。
ですから、まずはこのバランスを整えることが大切です。
体のバランスを整えるためにやること【パフォーマンスアップ】
①ストレッチ
関節の柔軟性を高めて、少しでも制限を減らしていきましょう。
そうすることで、自然と理想的な位置まで関節が動くようになります。
本当は制限している靭帯や筋肉をピックアップして行った方が良いのですが、それは人によって違うのでこの場では伝えづらいです。
②体操
体を動かしてコリや塊をほぐしていきましょう。
現代人の生活では体を動かさなくても何とかなってしまうことが多いです。
そのため、動かしていないせいで硬くなっているというケースや組織もあります。
それに対して、体操では筋肉の伸縮や関節運動も行っており、ストレッチとは違った刺激で可動域を改善してくれます。
NHKのテレビ体操でもラジオ体操でもなんでも構いません。
地道に続けてみて下さいね。
③整体
プロの力を借りてバランスを整えてもらいましょう。
やはり餅は餅屋です。
個人の努力で克服するのも素晴らしいことだと思いますが、せっかく専門知識や技術を持った人がいるのに頼らないのは勿体ないです。
セルフケアもプロのサポートを受けながら行った方が無駄な努力を減らすことができ、効率良くバランスを整えていけます。
運動が苦手な人へ【パフォーマンスアップ】
いかがだったでしょうか?
運動が苦手という人がなぜ「運動が苦手」なのか、当院なりの理由を説明してきました。
運動のことで悩んでいる方に、何か少しでもヒントとなっていれば嬉しく思います。
最後になりますが、当院から運動が苦手な人へ伝えたいことがあります。
もしよければ、最後までご覧下さい。
< 運動が苦手な人へ >
あくまでも個人的な話なのですが、私個人としては「運動」は無理してやらなくてもいいものだと思っています。
もちろん、できないよりはできた方が良いとは思います。
しかし、現代社会では高い運動能力が求められることは滅多になく、そのために体を鍛えたり維持するためのケアを行うのは非効率的だとすら思っています。
そう、現代においては「所詮は運動」でしかないのです。
ですから、無理に運動ができるようになる必要などありません。
他にいくらでも生活を豊かにする方法も、自分を変える方法もあると思います。
ただ、それでも「運動ができるようになりたい!」と思うのでしたら、その時はプロに相談してくださいね。
運動が苦手な人には苦手な理由があります。
それを知り、改善の努力をしながら運動を行ってみて下さい。
きっと一人で闇雲に練習するより効率良く運動ができるようになっていくはずです。
もちろん多少お金はかかってしまいますが、私にはそれ以上の価値があると思えるのです。
ですから、もし大丈夫なのであればプロを頼るのは良い方法だと思います。
運動はちゃんと動く体でやるのと、上手く動かせない体でやるのでは大きな違いがありますよ。
また、できることなら「運動はいいや」という人にも「最低限の体の使い方」くらいは知っておいてほしいと思っています。
なぜなら、その方が楽だからです。
このページをここまで読んでくれた人ならわかると思いますが、体のバランスが良い人は悪い人よりも日常的にかかる過重負荷が軽いんです。
それに加えて、効率の良い体の動かし方が身についていれば、同じだけ動いても必要な労力が少なくて済みます。
つまり、楽なんです。
「知らない」「気づかない」というのもある意味では幸せなことだと思います。
しかし「知って」「気づけるようになる」と、今まで「なんでしなくて良い苦労をしていたんだ」と思うはずです。
実際、当院に通院して体の使い方が変わった人はそのように感想を言ってくれます。
別に凄い運動パフォーマンスができるようになってほしいとは言いません。
ただ、体の仕組みを知って、コントロールできるようになると「日常生活が少し楽になる」のは事実です。
そういう意味で、体の仕組みや扱い方は知っておいてほしいのです。
小さなことかもしれませんが、こういった小さいことの積み重ねで体の劣化に差がつきます。