東京のスポーツ整体治療院【神楽坂整体たいむ】

投薬29日~42日目

投薬29日目【2022.01.10】黒猫闘病記

今日もシシは元気です。
食欲も旺盛で、1日60gのカリカリでは「足りないよ」といった顔をしています。
栄養的には足りているはずなので、肥満予防のために心を鬼にして耐えています(笑)

さて、本日はシシをお迎えして3ヵ月となる記念(?)の日です。
シシは保護猫さんなので正確な誕生日がわからないということもあり、私たちはお迎えした日を誕生日の代わりにお祝いすることにしたのです。
しかし、先月はお祝いどころではなかったので、今月はその分盛大(?)に…というワケではありませんが、プレゼントを用意してみました。
それがこちらです。

カミツキ対策のおもちゃ

実はシシ、元気になってきてからというもの、ダンボールをはじめとしていろいろなものをカジるようになりました。
以前もダンボールはカジっていたのですが、ビニール袋や猫じゃらしの持ち手部分、三脚の足などカジりやすそうなところなら素材を選ばずにカジってしまうのです。
そこで、猫さんのためのカジカジ専用おもちゃというものを買ってみたわけです。
これを気に入ってくれて、他のものをカジらなくなってくれたら助かります。

投薬30日目【2022.01.11】黒猫闘病記

今日は週に一度の病院の日です。
はじめの頃は毎日のように通い詰めていただけに、週に一回で良くなったというのは嬉しいです。
FIPでは内服のお薬を定期的にいただくのですが、投与量は体重に応じて決まります。
個人で輸入されている人は自宅での体重測定が必須になりますが、私がお世話になっている動物病院では通院時に体重測定や血液検査を行って経過を診てくれます。
また、その他に気になる症状などがあれば、その都度相談に乗ってくださいます。
本当に助かります。

さて、本日のシシですが、採血で元気に暴れてしまいました。汗
今日は院長先生が採血をしてくれていたので、暴れてしまっても1回で必要量が採れたようです。
ここの院長先生はやはり凄いですね。
ついでに、シシが落ち着くまで院長先生がシシを押さえてくれていたのですが、その際にいろいろ話を聞かせてくれました。
主に猫さんの押さえ方です。
地震や落雷などで猫さんがパニックになってしまった際に「こうやって押さえてあげると良い」という方法を教わりました。
ただ、これが私が知らず知らずやっていたこととそっくりだったので、少々驚きました。
これについては後日別に書きとめておこうと思います。

実はシシ、ここ数日よくくしゃみをしているのです。
鼻水も出ているようで「フガフガ」と鼻を鳴らすこともしばしばです。
そこで、本日は猫風邪についても少し診てもらいました。
体温は38.2℃で平熱。
心音・呼吸音も異常なし。
食欲もあります。
くしゃみの回数は1日に10回以上とやや多め。
鼻も常にヌルッと濡れてはいますが、垂れるほどではありません。
目ヤニも少しですが増えています。
ということで、やはり「風邪っぽいですね」と。
今回は抗生剤を1週間分いただき、これで来週まで様子を診るということになりました。
治まってくれるといいなぁ。。

本日いただいた抗生剤は「パセトシン」というお薬で、それを小さく割ってもらっています。
これを1日に2回投与です。

帰宅してからすぐに最初の投与を行いましたが、なんとなくシシが飲みづらそうにしているのに気づきました。
お薬自体は割ってもらっているので大きくありません。
なんなら毎日飲んでいるMUTIANの方がお団子で包むこともあってだいぶ大きいです。
それにもかかわらず、飲みづらそうなシシ。
なんでだろう…と思って考えてみたのですが、このお薬は割れているためコーティングされていない部分があります。
その部分が唾液を吸いやすく、舌に貼りついて飲みづらいのではないかと考えました。
そこで、これを良い機会と捉え、メディボールなしで投薬する練習をしてみようと思いました。
これが上手く飲みこめるようになったらMUTIANもメディボールなしで飲むことができるかもしれません。
実は、投薬にもそろそろ慣れてきてだいぶ自信がついてきたことや、メディボールで包む時間と手間が地味に重いと感じるようになってきていたため、そろそろメディボールの卒業も検討していたのです。
そこにこのお薬は渡りに船でした。
ちゃんと飲めた方が良いには決まっていますが、MUTIANのように命にかかわるということはありません。
そのため、失敗を恐れずに挑戦することができるお薬だと思いました。
シシ坊には申し訳ないのですが、ちょっとチャレンジしていこうと思います。

これが可能となれば、MUTIAN投与のためにリビングで準備をしなくても良くなります。
寝室にMUTIANさえ置いておけば、時間になったらサッと飲ませて終わらせることができ、シシに余計な刺激を与えなくて済むようになります。
やはり、一度リビングに行ってしまうと「一緒に出して!」「ご飯ちょうだい!」と期待させてしまうのです。
それは少し可哀そうだな…と感じていたので、これができるようになると助かります。
ということで、1週間1日2回の抗生剤、メディボールなし投与。
頑張っていこうと思います!
抗生剤:パセトシン

投薬31日目【2022.01.12】黒猫闘病記

さて、シシがFIPの治療を始めてから昨日で30日、1ヵ月となりました。
最初の4日間は注射での投薬でしたが、それ以降は自宅での内服です。
つまり、今日を含めて27回(54回?)以上シシにお薬を飲ませてきたということになります。
私の場合、獣医さんから直接指導していただけたこともあり、比較的早い時期にコツを掴むことができました。
それでも、今から思うと粗はあったな…と思います。
ということで、本日は1ヵ月の節目として、現時点で投薬時に気をつけているポイントを紹介したいと思います。

まず第一に「猫さんを掴まない」ということです。
猫さんは掴まれるのを嫌がります。
押さえたり、支えたり、添えたりというのは比較的させてもらえますが、掴まれるのはどうも苦手みたいです。
シシも押さえたりする分には噛みついてこないのですが、掴むと噛みついてきます。
そのため。自衛のために、猫さんを掴まないということを心がけています。
それに、猫さんは人が掴んだくらいで逃げられなくなるほど甘くありませんからね。

次に「しっかりと猫さんの前足を浮かせる」ことです。
左手の指を頬骨の辺りに引っかけて、顔を上げさせ、右手を下アゴに添えて猫さんを持ち上げるように引き上げるのですが、この時、引き上げが甘いと猫さんの抵抗を招きます。
可哀そうに感じるかもしれませんが、ここでしっかりと前足が浮くくらいまで引き上げて、できれば二本足で直立しているくらい地面に対して垂直に起きてもらいます。
ここがしっかりできていると猫さんの抵抗はかなり抑えることができます。
また、顔がしっかりと上を向くということは上アゴが開いた状態ということにもなります。
そのため、お薬を飲ませる際に下アゴを開くと、本当にパカッと大きくお口を開けてくれます。
そのための下地としても、このポジション作りは重要だと思います。

最後に「薬をしっかり押し込む」ことです。
目標は舌の奥の山を越えることです。
以前にも書いたかもしれませんが、ここを越えることができればもう出すことはできません。
そのため、ここを越えることができるかどうかが勝負なのです。
しかし、お薬を投げ入れたり落とし入れただけでここを越えるのは至難の業となります。
それこそ「まぐれ」や「偶然」で越えることはあるでしょうが、そう頻繁に起きてくれないから苦労します。
そこで行うのが、口腔内に入れたお薬を指で押し込むという作業です。
「猫さんの口の中に指を入れたら噛まれそうで怖い」という方もいるでしょうが、心配ありません。
先ほどのポジションをしっかりと作り、キープできていると、猫さんは噛みつくことができません。
それどころか、完全に閉口することもできないのです。
また、猫さんに噛まれて痛いのは奥歯と犬歯で噛まれた時です。
お薬を押し込む際に入れる指は前歯(左右の犬歯の間)なので、噛まれてもさほど痛くありません。
安心して、落ち着いて、しっかりとお薬を押し込んであげてください。

以上の3点が、現在私が意識しているポイントとなります。
特に2つ目のポジション作りはかなり重要だと思っています。
ここさえしっかりと作ることができれば、あとのことはさして難しくはないと思います。
もし猫さんへの投薬でお悩みの方がいたら、ぜひこのポジション作りを意識して挑戦してみてほしいと思います。
胸と腰に手を添える
上を向いて、後ろ足で直立
舌の奥の山を越えるイメージ

投薬32日目【2022.01.13】黒猫闘病記

本日もシシの投薬は順調です。
先日書いたポイントを落ち着いておさえていくと、やはりかなり安定すると思います。
抗生剤のメディボールなしの方も今のところ失敗なしです。
割っている分、尖った部分が気にはなるのですが、特に問題なく飲んでくれています。

さて、本日は先日の動物病院で院長先生から教わった猫さんの押さえ方を書きとめておきたいと思います。

皆さんご存知だとは思いますが、猫さんは自由に動きたい動物です。
そのため、押さえられて動けなくされるのをとても嫌がります。
そして、猫さんは頭が良いので「こうしたら動けるかな?」というのを試行錯誤してくるとのことです。
ここで動けてしまうと「こう押さえられたら、こっちに抜ければ動ける」と学習してしまうそうなのです。
こうして一度学習してしまうと、猫さんはその押さえ方ではなかなか抑えが利かなくなってしまいます。
しかし、本当に上手く押さえることができると、猫さんは「どうやっても動けない」と学習してくれて「こう押さえられたらもうダメだー」と諦めてくれるというのです。

「本当かよ」と思うかもしれませんが、どうやら本当っぽいです。

採血時に暴れて興奮してしまったシシですが、院長先生に押さえられたら目はギラギラしているのに全く動けなくなり、しまいには抵抗もしなくなりました。
抱き方を見せてもらった際も「いやだー!」と唸りはしたものの、やはり動けませんでした。
このヤンチャ丸シシがいとも簡単に押さえ込まれている様子はなかなか見応えがありました。
ということで、この後は押さえ方を書きとめておきます。
あくまでも私の記憶に残っているものとなるので、正確である保証はできませんが、参考にしてください。

①しっかり押さえる
片方の手で猫掴みの要領で首の皮を掴み、床方向に押し付けます。
もう片方の手で腰を押さえ、こちらは床方向やや前方向に押さえます。
完全に「伏せ」をしているような状態です。
手足が完全に曲がりきっているため、初動時に力が入らず、動きにくいです。
加えて、首を押さえつけられているために前に出て逃げることができなくなっています。
そして、腰を押さえられていることで後ろに逃げることもできません。
興奮してしまってとにかく落ち着いてほしい時にこのように押さえて落ち着くのを待つようです。
シシも採血直後の一番興奮していた時はこのように押さえられていました。

②軽く押さえる
片方の手で胸を押さえます。
もう片方の手で腰を押さえて、腰をしっかりと落とさせます。
こちらは「お座り」ですね。
しっかりと腰を落とさせて押さえておくことでバックと後ろ足を封じます。
胸には前足の付け根があるので、ここを押さえることで手が前に出せなくなります。
そのため、ただ触っているだけのようなのに、前に出ることも簡単にはできないというワケです。
これは私が投薬時に必ず一度取らせる姿勢です。
こうしておくと投薬動作への入りが落ち着いてできるようになります。

③抱っこで押さえる
猫さんの頭がある方の手で、胸を前足の上から押さえて自分の胸に引きつけます。
反対の手で両足の間から体を支えあげ、自分のお腹に引きつけます。
自分の体に引きつける際は、腕で引きつけるのではなく肩甲骨を使うと良いと思います。
前足を止められていて出せないことに加え、後ろ足もキックをしても手には当たりません。
更に、体を伸ばすことで体をよじってすき間を作ることすらも封じています。
ただ、こちらはかなり難易度が高いと思います。

このような形で、興奮してしまっている猫さんは「力ずくで押さえつける」のではなく、動きたくても動けないポジションにもっていって「動くのを諦めてもらう」のが理想だということです。
しかし、キャリーバッグやケージがあるなら「その中に入ってもらうのが一番」だそうです。
昨日の使いまわしですが、この押さえ方です
思いのほかリラックスしてくれています

投薬33日目【20220.01.14】黒猫闘病記

本日もいつものお薬は無事に飲んでもらえました。
この調子で最後までいきたいものです。

そういえば、シシは現在8ヵ月になりました。
正確な誕生日はわからないので「だいたい8ヵ月くらい」ということですが(笑)
さて、猫さんがこのくらいの月齢になってくると、そろそろ去勢・避妊を行うタイミングです。
保護主さんも近所の掛かりつけ獣医さんも「6ヵ月をメドに」と言っていました。
きっとこのくらいが良いタイミングなのだと思います。
私たちもシシが元気になってきたのを見て「シシもそろそろ」と考え始めていました。

シシもそうですが、FIPは1歳までの子猫さんに多い病気です。
子猫さんに多い…ということは「FIPの治療中に去勢・避妊のタイミングになってしまうケースがある」ということになります。
何を隠そう、私たちも先月去勢を行う予定になっていました。
しかし、シシはその直前にFIPを発症し、治療を行うことになりました。
そのため、去勢どころではなくなって「気づけば今日まできてしまった」という状況です。
そして、いつの間にやらシシは8ヵ月となりました。
これはもういつ発情期がきてもおかしくありません。
幸い、シシは投薬が上手くいっており、とても元気になっています。
「この感じなら去勢もできるかな?」
そんなふうに思えるようになったので、獣医さんに相談してみました。
獣医さんからの回答は
「FIPの治療中は去勢・避妊の手術はできません」
というものでした。
理由については「正直、まだよくわかっていないんです」ということでした。
いろいろと話は聞くようですが、どれもまだ充分な検証が行われておらず、医学としてきちんと説明できる段階にはないそうです。
そのため、手術などで下手に刺激をして炎症が再燃してしまうリスクを冒すなら、治療中の去勢・避妊は控えた方が無難…という判断です。
なるほどですね。
たしかにFIPはここ数年でようやく治療ができるようになった病気です。
お薬で治った(寛解)猫さんもまだ多くはなく、充分なデータが取れていないのでしょう。
シシの血液検査も外部の研究機関に「サンプルの提供」として送っているそうです。
(そのお陰で、PCR検査については負担を免除してもらえています)
ハッキリしたことがわかっていない以上、明言はできない。
正直にそう伝えてくれて、わざわざ頭を下げてくれたのです。
凄いですね。
やはり信用できる立派な獣医さんです。
改めて、シシはこちらの病院に来ることができて良かったと思いました。

ということで、FIPの治療中は去勢・避妊の手術は行えないようです。
あくまでも2022年1月時点での情報なので、研究が進めば状況は変わってくるかもしれません。
そのため、参考程度としていただけると幸いです。

ちなみに、FIPの治療中に発情期が来てしまった場合は「耐えるしかない」とのことです(笑)
シシ坊、もうしばらく発情しないでおくれよ(笑)
ヤンチャして水をこぼし、自らも水をかぶったシシ
こぼれた水をペロペロ…いや、拭きますよ?
ケリケリケリ
フミフミ チュッチュッ

投薬34日目【2022.01.15】黒猫闘病記

本日もシシはしっかりお薬を飲んでくれました。
慣れてきているとはいえ、やはりちゃんと飲んでくれるとホッとします。

さて、そろそろお金のことについても話しておこうと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、FIPの治療ではビックリするくらいの治療費がかかります。
「一度お迎えした子は家族だから」という気持ちはわかりますが、現実的に無い袖は振れません。
治療を行うために自分たちの生活を崩してしまっては元も子もないですし、個人的には無理はしないでほしいと思っています。

では、私たちはどうしたのか?…ですよね。

私たちも特別「お金持ち」というほどの収入があるわけではありません。
今は私の業界もパートナーの業界も景気が良いとは言えず、入ってきたものがちょうど出ていくくらいの収入です。
世知辛いものですね。
そんな一般家庭の私たちが100万円以上もかかるFIP治療に踏み切れた理由ですが、それはもうこれにつきます。

「貯金があったから」

最近は「貯金にまわって消費に行かない」とか「貯金より投資」という言葉をよく聞きますが、やっぱり貯金があると助かります。
消費や投資も良いですが、ある程度の貯金は持っておくに越したことはありませんね。

さて、そんな貯金ですが、大まかに分けて2種類あります。
①今後(老後)の蓄えと②純粋な余剰資金です。
このうち、私たちの場合は余剰資金だけで半分くらい出せる目途がたちました。
これが大きかったです。
これがなかったら100万円以上の大金を今後(老後)の蓄えから出すしかありません。
しかし、そうなると現在の経済状況と私たちの心の安定という面から、正直かなり厳しいと感じます。
「そんな数十万円の違いで」と思うかもしれませんが、一般家庭の私たちには大きな問題なのです。
しかし、幸運なことに余剰資金で半分ほど賄うことができました。
残りは半分、それくらいなら「今後(老後)の蓄え」から立て替えるのも有りだと思えました。

ここまでで、とりあえず治療費に目途は立ちました。
あとは支払いの後にどうやって「今後(老後)の蓄え」を戻していくか…です。
正直、コロナ禍の現在、頑張ったところで収入が大きく増える見込みはありません。
(いや、頑張らないわけではありません、頑張りますよ。けど、そう簡単じゃないです)
となると、もう支出を減らして捻出するしかありません。

そう「節約」です。

とはいえ、私たちは無駄なサブスクなどは利用していませんし、電気代やガス代なども割安になるよう既にまとめています。
家賃はお願いして下がるようなものではありませんし、通信費も私はスマートフォン2台で月に4000円程度とほぼ底値付近です。
ざっと家計を見直してみても、月々にかかってくる固定費の類はもう限界近くまで下げていました。
となると、あとは流動費で節約するしかありません。

流動費とは、外食や嗜好品の購入費、遊興費、オシャレ着購入費など「必ずしも使わなくて良い費用」だと思ってください。
これを節約するということは、つまり「質素に暮らす」ということですね。

贅沢はしない。
外食を控える。
コンビニには寄らずに帰る。
スーパーで余計なものを買わない。
誕生日の催しを簡素にする。
お買い物サイトを見ない。
お出掛けも用事がないなら控える。

書き出してみると何とも味気のない生活になりますね(笑)
しかし、これもシシのため、もとい私たち自身のためです。
しばしの辛抱。
地味ですが、少しずつ、確実に蓄えに返していこうと思います。
これが、私たちがFIP治療の費用を捻出(?)した方法です。

いかがだったでしょうか?
金作というにはあまり参考にならないものかもしれませんが、いうほど「埋蔵金」などないものです。
収入も自分で増やしたいと思って増やせたら苦労はありません。
それなら、もう支出を減らしてお金を作る以外の方法はないですよね。
当たり前といえば当たり前ですが「当たり前のことを当たり前にやり続ける」これが地味に効いてくると信じて頑張ります。
12月7日のシシがちゅーるを食べる様子
1月15日のシシがちゅーるを食べる様子
12月13日のシシが寝ている様子
1月15日のシシが寝ている様子(似たポジション)

投薬35日目【2022.010.16】黒猫闘病記

シシは本日もお薬を飲んでくれました。
毎日本当にエライね。

そういえば、FIPのことを調べている時におもしろい記事を見かけました。
もうどこのページだったのか、誰が書いたものなのかは覚えていませんが、私が覚えている範囲でシェアしたいと思います。

FIPのお薬といえば【GS】と【MUTIAN】ですが、皆さんは【レムデシビル】というお薬に聞き覚えはないでしょうか?
そう、まだアメリカ大統領がトランプさんだった時に、新型コロナのお薬として登場したものです。
実はアメリカのカリフォルニアでは、猫さんのFIPに対してこのレムデシビルの治験を行っているそうなのです。
結果の方は上々だそうで、順調にいけば日本でも使える日が来るかもしれないとのことです。
しかも、その時は「認可」されることが期待されており、念願の保険を使ったFIP治療ができるようになるのだとか。
そうなったら素晴らしいですね。

さて、ここで気になるのが件の【レムデシビル】と現在使われている【GS】【MUTIAN】にはどんな違いがあるのかです。
投与法としては、レムデシビルが注射によるもので、GSやMUTIANは内服です。
つまり、GSやMUTIANなら極論「自宅での治療も可能」なのに対し、レムデシビルは通院が前提ということになります。
しかし、GSやMUTIANも基本的には獣医さんの指示を受けて投与量を決めていくので、この点はさして差はありませんね。
ただ、注射なら基本的に投与失敗はありません。
内服にはどうしても投与失敗とそれによるお薬のロスという問題があります。
この点が心配ないのはレムデシビルの良い点かもしれません。

成分ですが、実はGSやMUTIANの「これが効く」というものを生成したのがレムデシビルだという話です。
例えるなら、GSやMUTIANは【食材】で、レムデシビルが【栄養素】といった感じです。
イメージとしては鉄分を補うために食べるのは「ほうれん草」や「レバー」ですが、必要な栄養素は鉄分だから「鉄剤」をサプリメントで摂っても一緒…みたいな感じでしょうか。
この辺りのことは「栄養素」が重要なのか「分解されていく過程」が重要なのか…で議論があるようですが、私たち素人にはわからないので研究者さんに頑張っていただく以外ありませんね。
ともあれ、大事なのは効果です。
GS・MUTIANの効果はもう充分証明されているでしょう。
レムデシビルも同程度の効果があるのだとすれば、これは嬉しいことですね。

いかがだったでしょうか?
私の記憶している範囲のことですし、誤解して間違えて覚えてしまった部分もあるかもしれません。
しかし、だいたいのニュアンスはあっていると思います。
何より、FIP治療の選択肢がひろがるのは良いことだと思います。
このような研究が進み、何年後になるのかはわかりませんが、FIPがもっと助かりやすい病気になってくれるといいですね。

 ※ 私は獣医学や薬学の専門家ではないので、参考程度にしてください

ちなみに、こちらは本日のシシ坊の様子です^^
シシ坊が寝ているのを見かけて動画を撮影してみましたが、これがなんと完全な熟睡中だったのです!
動画を撮影していても私の気配に気づくことなく、口元をピクつかせながら寝ていてとても可愛いです(笑)

1月16日の熟睡動画がご覧いただけるYouTubeページへのリンクです




投薬36日目【2022.01.17】黒猫闘病記

今日は先日プレゼントしたおもちゃについて書いていこうと思います。
シシは10月10日にお迎えしているので、10日が私たちにとっての記念日です。
そのため「新しいおもちゃを与えるなら10日」という謎の決まり(?)があります。
そして、ちょうど1週間前がその10日だったので、新しく噛みつきおもちゃをプレゼントしてみました。
今日でそれからちょうど1週間、レビューではないのですが、少し触れていこうと思います。

まず蝶々ですが、こちらは遊んでくれなくはないのですが、シシにとってはいささか噛みつきにくそうです。
置いておいたり投げてあげると追いかけてはくれるのですが、ガジガジと噛みついてハッスルするようなことは滅多にありません。
もう少し本気のカミツキが見られると期待していましたが、少し残念です。

続いてネズミさんです。
こちらは思っていた以上に大活躍しています!
フォルムがネズミさんなので、やはり本能を刺激されるのか一人でバタバタ走り回っていることもあるくらいです。
形も蝶々に幅があるのに対してネズミさんはあまり幅広ではなく、シシの場合は噛みつきやすい形になっているように見えます。
噛みついた時には「ギギギギ…」と歯が食い込む音が聞こえてきますしね。。

それから、シシは今まで【猫じゃらし】が一番の起き入りで、一緒に遊んでほしい時には猫じゃらしを咥えて持ってきてくれていました。
しかし、最近ではその座もすっかりネズミさんに奪われてしまい、投げて遊ぶのもネズミさんが中心になってきました。
今までは「猫だけに猫じゃらしが好きなんだ」と思っていましたが、今では「猫ってやっぱりネズミを狩る本能があるんだ」に変わりました。
どちらも猫らしいといえば猫らしいのですが、あまりの食いつきの良さに驚いています。

動画はネズミさんで遊ぶシシ坊を撮りたかったのですが、元気が良すぎて上手く撮ることができませんでした。。
ということで、11日に撮った蝶々とまったり遊ぶシシ坊で我慢してください(笑)
もしネズミさんとのファイトを上手く撮れたら、その時はまた改めて動画を公開しようと思います^^

1月11日に蝶々のおもちゃで遊ぶシシをご覧いただけるYouTubeページへのリンクです

肝心の噛みつきクセですが、やはり噛みつくには噛みついています。
以前と比べると…正直、まだ何ともいえません。。
しかし、ネズミさんはかなり身を呈してシシに噛まれてくれています。
コードなどへの被害が少しでも減ってくれれば嬉しいですね。

投薬37日目【2022.01.18】黒猫闘病記

本日は週に一度の動物病院の日です。
この1週間でシシはさらに元気になり、ヤンチャ度が増しています。
そして、病院で大人しくしてくれるだろうか…といったイヤな予感ほど的中するのが世の常。
予想に反せず、シシは本日の採血でもワイルドに抵抗していたようです。。
前回までは待合室がいっぱいだったこともあって私も処置室に滞在していましたが、今日は空いていたこともあり「私がいると気を遣ってやりづらいだろう」と思って待合室に下がることにしました。
すると、程なくしてシシの叫び声が。。

あぁ、やっぱり。
先生、看護師さん、利かん坊のシシでごめんなさい。
そんなことを考えながら待合室で顔を伏せて待ちました。

しばらくして処置室に案内され、無事に採血が終わった報告を受けました。
あとは結果を待つだけです。

その間、少し先生と話をしました。
それは体型のことです。
シシはご飯を食べても「僕はまだ何も食べてないよ?」みたいな顔をします。
そのため「ご飯が足りていないのではないか?」と気になって聞いてみたのです。
なぜ体重ではなく体型なのかというと、シシはまだ子猫さんなので、日々成長しています。
成長すればそれに伴って体重も増えていくのが普通です。
ですから、体重よりも体型で標準なのか・ヤセ気味なのか・太り気味なのか判断したいと思ったというワケです。

先生はシシの体を触って言いました。
「今が標準くらいですよ」
おぉ、標準くらいなのであればよかった…と一安心です。
ここで先生がどのように体型をチェックしていたのかまとめておきます。

まず手を【コ】の字のようにして背中にスポッとはめるように撫でます。
これで背中になだらかな山があり、脇で肋骨が触れるくらいだと良いそうです。
次に、お腹側の肋骨の下なので、もろにお腹ですね。
ここを掴みます。
それでお肉(脂肪)ではなく皮が掴めるようなら大丈夫とのことです。
なるほど。
「シシちゃんは背中も肋骨も良いですし、お腹もたるんでいません」と
「ちょうどいいくらいなので、これくらいをキープしてください」
私はさらに聞いてみました。
「もの凄く食べたがるんですが、我慢でしょうか?」すると
「うーん、食欲があるのは病気が良くなっているということなのですが、我慢ですね」
ですよね。

ということで、シシは無事に標準体型となりました。
年末はボヨボヨになっていたので、一先ずはダイエット成功といったところですね♪
今後も無駄に太らないよう努めます^^
シシ坊、頑張っておくれよ。

それから「食欲が凄い」という点と「かなり元気になっている」という点から、次回の通院が2週間後になりました。
通院間隔があいてくれるのは良いことです。
今のところ順調に進んでいるんだなぁ…と嬉しくなりました。
手の平で背骨が、指で肋骨が触れるかチェック

投薬38日目【2022.01.19】黒猫闘病記

本日もお薬はバッチリです。
だんだん投与の時間がかからなくなっており、リズムもできてきました。

先週、病院でシシに抗生剤が処方されていました。
酷い状態ではなかったのですが、FIPの治療中なので念のための処置です。

あくまでも「念のため」なので、こちらは投与に失敗してもあまり問題ありません。
私もちょうど「そろそろメディボールを卒業しようか」と考えていたので、これ幸いとメディボールなしの投与に挑戦してみることにしました。

これが先週の話です。
それから1週間が経ち、いただいていたお薬も無事に投与が終わりました。
(実は今週の病院でもう1週間分処方されましたが)
そこで、この1週間、メディボールなしで投与に挑戦して気がついたことをまとめておこうと思います。

まず、そもそも「メディボールなしでの投薬は大丈夫(可能)なのか」です。
これは問題なく行うことができました。
1日2回、朝と夜に挑戦してきましたが、一度も失敗することなく投与することができました。
シシも頑張ってくれましたしね。

次に「メディボール以外の補助器具は何か使うのか」です。
こちらはシリンジにお水を入れて、お薬を入れた後に少し水を流し込んであげるのが良さそうでした。

始めのうちはシリンジを使わずにお薬のみを飲んでもらっていたのですが、抗生剤が投与量の関係で割られていたこともあって、断面がかなりの勢いで水分を吸ってしまっていました。
そのため、舌にお薬が乗った直後に舌の水分を吸ってくっついてしまい、飲みづらそうにしていたのです。
その時は直後に水飲み場まで連れて行ってお水を飲んでもらって落ち着きましたが、それまではなんだかお口の中がイヤそうにしていました。

これを見て、断面だけにメディボールをつけて飲んでもらう方法を試しました。
すると、やはり飲みやすそうでしたが、もともとの目的はメディボール使わないことなのに少量とはいえ使うのはちょっと違う気がします。
そのため、一度試しただけでこの方法は却下しました。

次は「舌の水分を吸ってしまうのなら、事前に水を吸わせておけばいいのでは?」と考えて、断面部に少量の水分を吸わせてみました。
すると、思った通りスポンジが水分を吸収するように水を吸い、断面がしっとりとしました。
しかし、お薬は水分を吸うと砕けやすくなることを失念していました。。
この時は吸わせた水分が本当に少量だったのでまだなんとか掴むことができましたが、もう少し水分が多かったら掴めなかったんじゃないかというくらいゆるんでいました。
これはとてもじゃないけど実用に耐えません。
冷静に考えれば当たり前なのですけどね。。

このような経緯をたどり、メディボールを使わずにスムーズに投薬を行うには「適切なタイミングで水を飲んでもらう」ことが重要だとわかりました。
そのため、やはりシリンジに水を入れて投与直後に流し込むのが一番だと思い、その方法で投与を行うようにしました。
すると、それからはシシも飲みづらそうにすることなく、メディボールにも頼ることなく投与することができるようになったのです。

ということで、メディボールを卒業するのであれば、代わりに「シリンジに水を入れてお薬を流し込む」これです。
最終的にたどり着いた結論は当たり前すぎる結論でしたね。
抗生剤とシリンジに入った水(5mlほどで充分)
このように牙の後ろから入れるのが一般的
毛布の陰から獲物を狙う猛獣シシ
キャットウォークの上でゴロリ

投薬39日目【2022.01.20】黒猫闘病記

FIP治療の投薬、本日もちゃんと行うことができました。
シシはエライです。

先日の動物病院でのことです。
待合室で一緒になったキジトラさんがいました。
黒い縞が濃く、ハッキリしていて可愛いキジトラさんでした。
私には大きく見えたので「成猫さんかな?」と思い「大人の猫さんですか?」と聞いたら、なんと「8ヵ月なんです」と。。
何を隠そう、シシも8ヵ月です。
その割には大きい…と思ったのですが、これは私がシシ基準になっていたからでした。
シシはFIPの影響で食べることができない期間があり、骨と皮だけのように瘦せ細っていた時期があります。
そのため、成長期の一時に栄養素が足りておらず、若干発育が遅れてしまったように感じます。
そんなシシを見て「8ヵ月の猫さんはこれくらい」と思っていたわけですから、普通に育ってきた猫さんの方が大きくなっているのは当然といえば当然です。
「シシが少し小さい」それだけのことなのです。

さらに、シシは血筋も若干特殊です。
保護猫さんですし、いわゆる雑種ではあるのですが、どうやら「洋猫さん」の血が濃いようなのです。
つまり、純粋な日本猫ではないということですね。
これはシシを迎えた翌日に「風邪の治療に」と連れて行った動物病院の先生に言われたことなので、おそらく間違いないのだと思います。
私も「なんだか骨格が肉食獣のそれだな」と思ってはいたのですが、オスだからだと勝手に勘違いしていました。
(過去に飼っていた猫さんは全てメスでした)
そのため「男の子はワイルドだな~」なんて能天気に捉えていたのですが、実は洋猫さんの血が入っていて骨格自体が少し違うようなのです。
どう違うのかというと、顔も肋骨も若干ですが縦に長いように見えます。
そのせいか、歩行時には肩甲骨がモリモリ動き、太ももはサラブレッドのような逞しさを感じさせます。
はい、完全に親バカです。
しかし、本当にそう見えるのです。
顔も若干ですが縦に長いので「シュッ」とした印象を受けます。
端的にいうなら「顔が小さく見える」のです。
そのキジトラさんのことを「大人の猫さんかな?」と感じたのも、実はここに関係があります。
シシは顔が若干縦長なので頭部が少し狭い(小さい)のですが、キジトラさんはお顔が全体的にコロッとした感じで、その分頭部も若干広めでした。
そのため、頭が少し大きく見え、シシ基準の月齢イメージだった私にとっては「成猫さん」のように見えてしまったというワケです。

同じ猫さんなのにここまで骨格が違うというのは考えてもいませんでしたが、おもしろい発見でした。
顔全体は小さめ、体の幅も輪郭の幅に納まる
肩甲骨モリモリ
たくましい前足です
鶏モモみたいな後ろ足です

投薬40日目【2022.01.21】黒猫闘病記

今日もシシは元気です。
お陰さまでヤンチャ丸が日々酷くなっている気がします(笑)

さて、昨日の日記ではシシの骨格について触れました。
その中では書いていなかったのですが、実はシシはかなり体が軟らかいです。
「猫なんだから当たり前じゃない?」
と思うでしょうが、猫さんの中でも体が軟らかい方ではないかと思います。

はい、本日もバカ親全開です(笑)

実は前々から「シシ坊は体が軟らかいな~」と思ってはいたのですが、やはり「猫だから」と流していました。
しかし、先日進呈したネズミさんで遊んでいた際に、たまたまそれを最大限に活用している様子を見ることができたのです!
思わず「おぉっ!」と声がもれました(笑)

ということで、もし良ければこちらをご覧くださいね。

ネズミさんを追いかけて遊ぶシシ坊をご覧いただけるYouTubeページへのリンクです



投薬41日目【2022.01.22】黒猫闘病記

今日もシシは元気いっぱいです。
こうしている分にはとても病気とは思えませんね。
本当にありがたいです。

さて、実は先日からメディボールを使わないでMUTIANを投薬し始めました。
抗生剤(パセトシン)で練習した成果ですね。
割れて飲みづらくなっているパセトシンをメディボールなしでスムーズに飲ませることができれば、MUTIANもメディボールなしで飲ませることができるのではないか?
という仮説を立てて、それを検証・練習してきたのです。
結果、パセトシンをスムーズに飲んでもらうには「シリンジで少量の水を流し込む」という方法が適切だと判断しました。
人もお薬を口の中に入れた後に必ず水を飲んで流し込みますが、それと一緒です。
つまり、当たり前のことを当たり前にやってあげるだけですね。
常識になるには、やはりそれなりの理由があったということでしょうか。

ということで、FIP治療のメインであるMUTIANもメディボールなしで飲んでみることにしました。
結果としては、呆気ないくらい普通に飲んでくれました。
何ならシリンジ+お水で流し込む必要もないくらいです。
ただ、やはり確実に飲みこんでもらうには多少でも水を飲んでもらうに越したことは有りません。
なので、保険の意味でお水を流し込むことにしています。
一応動画を撮ってみました。

1月22日メディボールを使用しない投薬の様子をご覧いただけるYouTubeページへのリンクです

動画を見ていただいてもわかるように、特に問題はなさそうです。
ポイントとしては、やはり投薬時の猫さんの姿勢でしょうか。
ちゃんと頬骨を把握して、ちゃんと上を向いてもらって、前足が浮いてまっすぐ立つくらいまでしっかりと持ち上げてあげる。
このあたりがキチンとできていると猫さんのお口がパカッと大きく開くので、お薬を入れる時に良い位置に入れやすくなりますし、猫さんとしてもノドが伸びて飲みこみやすくなります。
ただ、このあたりのことはメディボールを使って飲んでもらう時も一緒なので、慣れないうちはメディボールなどの補助道具でお薬を保護してあげて失敗に備えるのが安心だと思います。
そうやって何度も挑戦して、自分たちなりのやりやすいやり方が身についてきたら、その時はもうメディボールなどに頼らなくても大丈夫だと思います。
この記事を読んで「シリンジがあれば大丈夫」と思わず、慣れるまではお薬をロスしないような万全の備えで投薬に挑むようにしてくださいね。

投薬42日目【2022.01.23】黒猫闘病記

今日は投薬が始まって42日目、ちょうど6週間です。
私たちが使用しているMUTIANというお薬は84日間の連続投与が必須というお薬です。
そのため、本日はその連続投与期間の折り返しとなります。
あと残すところ半分、この残り期間で果たして無事に治るのでしょうか。。

ご存知の方も多いと思いますが、FIPは猫コロナウィルスが体内で突然変異を起こして発症します。
そして、本当にアッという間に進行していきます。
おそらく、体内でのウィルスの増殖速度もかなり速いんでしょうね。。
そんな化け物みたいなウィルスが中途半端に体内に残ってしまっていたらいつかまた再発してしまうかもしれませんし、もしかしたら「寛解」に至らず残念な最期を迎えることになってしまうかもしれません。
ですから、FIP治療は「このウィルスを体内から駆逐すること」が重要なのです。

治療が始まり、はじめのうちは少しずつ元気を取り戻し、普通にご飯を食べることができるようになったくらいからは一気に元気になったという印象です。
近くで見守ってきた私自身が「信じられない」くらい本当にグングン良くなりました。
しかし、懸念点がないわけではないのです。
実は、FIP診断の指標の1つ、血液検査のAG比に変化がないのです。
こんなに元気になっているのに。。
前回の通院時にPCR検査用の採血も行ったので、結果がわかれば抗体価がわかります。
(抗体価:対象ウィルスへの抗体の量、多いほどまだウィルスが多いことになる)
きっと、ここがポイントになると考えています。
次回の病院は2月の頭です。
PCR検査の結果を受けて、きっと後半戦の指示があると思います。
今一度、しっかりシシと病気に向き合って、できることを精一杯やっていこうと思います。

…と、そんな飼い主の心配を他所に、シシは今日も元気に遊んでいます。
目をキラキラさせて「遊ぼ♪」と誘われると、つい一緒に遊んでしまいます。
むしろ私がシシに遊んでもらっている気すらします(笑)
ご飯もモリモリ食べています。
食欲旺盛で「もっと頂戴♪」という催促が凄いくらいです。
飼い主はそれに屈しないよう耐えるのに必死です(笑)

よし、あと半分。
私なりに頑張ろう。
爪研ぎバリバリ(チラッ)
スフィンクス・シシ
あくび~
のびー

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