ココでは3の原因を緩和する方法を紹介しようと思います。
ケア前のセルフチェック
簡単なチェックをやってみましょう!
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今回行ってもらうケアでからだがどう変化したのか
それがわからないと、今後続けるモチベーションは保てないですよね?
ですから、ケアを行う前に簡単なチェックをしてみましょう。
やり方
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1.その場で立って足踏みをしてみましょう
2.ラジオ体操のように屈伸をしてみましょう
3.イスに座って、片足ずつ膝を曲げ伸ばししてみましょう
4.床に足を伸ばして座って、3同様膝を曲げ伸ばししてみましょう
コレだけです。
ようは、膝の動きをよく確認しておいてほしいということですね。
膝の皿もみ
では早速、原因3を和らげるケアを紹介しようと思います。
そのケアとは、膝揉みです。
とても簡単な方法ですが、バカにせず試してみて下さいね。
やり方
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1.床に足を伸ばして座ります(長座)
2.両方の手の平を膝頭(お皿)に乗せます
3.小さい円を描くように揉みながら、お皿を1周させます
4.3を繰り返し、5~10周行って下さい
ポイント
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◦ 手の平の真ん中のくぼみでお皿のキワを包む感じで行って下さい
◦ 手首の力を抜いて、気楽に行って下さい
◦ テレビを見ている時など、慣れてきたら『ながら』で行って下さい
再確認(チェック)
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以上で終わりです。
拍子抜けするくらい簡単ですよね?
では、先ほどチェックした動きに変化があるか確認してみて下さい。
いかがでしょう?
少し膝が軽く、動かしやすくなった感じがしませんか?
膝もみが効く理由
正直、コレだけでは膝のケアは不充分ですが
それでも原因の1つが和らぐことで楽にはなると思います。
では、なぜ膝揉みが効くのか、そのメカニズムを解説します。
お皿の違和感は膝痛の初期症状
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ケガなど急な原因で痛みだしたもの以外は
膝が痛くなる前にお皿に違和感を訴えることが多いです。
これは、膝周りの軟部組織が硬くなって
膝の動きを制限してしまうからです。
この違和感を何もせずに放置してしまうと
これらがより硬く強張っていき
ちょっとした拍子に組織を傷める原因となるのです。
では、なぜ膝周りの軟部組織は硬くなるのでしょうか?
軟部組織の硬化は、組織の癒着や劣化の現れ
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難しい言葉が出てきたので簡単に説明します。
癒着とは、近接の異なる組織が何らかの理由でくっ付くことで
劣化は、組織から水分が抜け、枯れている状態です。
どちらの状態も組織が硬くなり
膝の動きを制限してしまうのがイメージできますね。
では、この癒着や劣化はどのようにして起こるのでしょう?
体は動かさないとすぐに硬くなる
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ようは運動不足の一種です。
膝のように可動域が広い関節は特に当てはまるのですが
この可動域を常日頃意識して関節を動かしていないと
膝周辺の軟部組織が充分に伸び縮みすることができないのです。
それは、関節周辺の軟部組織が筋肉と違って
それ自身に伸縮能力が与えられていないからです。
筋肉に限らず、軟部組織はその伸縮時に組織内の循環を促進し
代謝を促しています。
そのため、あまり関節を大きく動かすことがなくなっていると
組織の代謝が低下し、癒着や劣化を招くのです。
では、既に癒着や劣化が起きていたらどうしたらいいのでしょう?
そんな時のための膝揉みです
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膝周りの軟部組織が硬くなってしまった状態で
無理矢理膝を曲げ伸ばししても、正直痛いだけです。
むしろ、もろくなっている組織を傷めてしまうリスクもあります。
そんなリスクを最小限に抑えて
少しずつ優しくケアしていくのがこの膝揉みの目的です。
ですから、膝揉みを行う前と後ではお皿の動きが改善しているのです。
最後に
少しでも変化を感じることはできましたか?
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もし良い変化を感じることができていたら
毎日、寝る前に必ず行うようにしてみて下さい。
一週間や二週間程度では大きな変化は感じられないかもしれませんが
もっと長い目でみると、必ずお悩みを和らげてくれるはずです。
最後に …
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当院では、このように根本の原因に沿ったアドバイスを
させていただいています。
また、当院の特徴でもある肺(呼吸)を意識した治療やケアを
加えていけば、重心の位置を変えるなど
よりふくらはぎの負担を軽減することも可能となります。
もし、あなたがからだの不調でお悩みでしたら
1人で悩まず、一度お気軽にご相談くださいね。
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